ウルマン シルヴェストロフ クルターグ
先ほどまでは、ヤコブ・ウルマンのRZの作品をずっと聴いてました。
沈殿した音の澱を見ているような感覚とでもいうような、終わった世界を、どこに視点を合わせるわけでもなく、何かしらの感情が現われるでもない、ただただ終わった世界を傍観して、自分もゆっくりと閉じていく・・・安らかな終末とでもいうのでしょうか、そのような静かに閉じていく素晴らしい聴覚体験でした。
そして、シルヴェストロフのピアノ作品集を今は聴いてます。
何もかも終わったと思っていたのに、色々な感情が呼び起こされてくる・・・
もう死んでいたかと思っていた色々な感情が、ゆっくり現われてくるのですが、煩わしくなく、どこか遠くへ過ぎていた、もしくは、もう終わってしまった感情が目の前に、揺れ戻され、また、ゆっくり流れていくような・・・・
それはクルターグ夫妻のバッハのsonatinaやモンポウにも感じる感覚です・・・
終わってしまた世界のための音楽
Sonatina aus 'Actus tragicus' (BWV 106)- Gottes ...